春されば  まず三枝（さきくさ）の 幸(さき)くあらば  後にも逢はむ な恋ひそ我妹（わぎも） 柿本人麻呂 万葉の時代から愛される吉兆の花。...

    猩々袴咲くやそぞろの神がゐて　　森田公司     野の花の郷は、本格的な春の到来です。 ...

  咲くという言葉のありし霧氷かな　　橋本博     美しい霧氷林に覆われた高森町です。...

  土の香も 携へて来し 蕗の薹　稲畑汀子     春一番に感謝して。   フキ Petasit...

  幸せを運ぶルリビタキも、「春眠暁を覚えず」かな？       ルリビタキ Tarsiger cya...

  竜の玉 うしろに夕日 まばたきて　　岸田稚魚     野道を彩る紺青の玉。   ジャノヒゲ ...

  いぬふぐり 星のまたたく 如くなり　高浜虚子   早春の足元を彩る星たち。   オオイヌノフグリ Veron...

梅一輪 いちりんほどの 暖かさ　　服部嵐雪   まだ寒さの残る高森で、ほんのり春の気配です。   ウメ Prunus mume　...

春の気配が立ちはじめる、立春。   生きものの気配もそこここに。 サザンカ Camellia sasanqua　山茶花・ツバキ科 メジロZ...

冬枯れの森に咲く、一片の菊の花びら。 ヨーロッパでは、黄金の王冠をかぶった姿を「鳥の王」と呼び親しまれています。 キクイタダキRegulus regulus　菊...