えんまんじ
草部北部地区にある『円満寺』は、浄土真宗西本願寺、仏巌寺の末寺です。
肥後国阿蘇郡矢津田村地領 本田民部という者が、天正年間(1573~1592年)兵乱のため家が滅亡。その子孫である本田宮内が僧(明益)となり、明暦2年(1656年)8月、清栄山麓に創設しました。
その後、現在地に移りましたが、本堂の棟札には、文化11年甲戌7月12日(1814年)と記されています。
八間に七間の広くて立派な総ケヤキ造りの本堂には、格天井、丸柱の他、欄間や向拝に精美な彫刻が施された郷中一の建築です。
また、本堂前の手洗石は、清栄山麓当時の寺で使用していたものと言われています。