らくだやま
国道265号線を阿蘇方面に向けて進むと、右側(月廻り公園の向かい側)に見えてきます。頂上付近にぼこぼこと出ている岩が らくだのコブのように見えることから、『らくだ山』と呼ばれます。
この現象は、阿蘇のカルデラ壁南東部を形成する古い火山の岩石層に、新しい火山爆発によって流れ込んだマグマが板状に冷えて固まった岩脈で、長い年月によって浸食され、岩石の部分だけが山頂に露出したものです。
厚さは約5m、東西方向に長さ約100mにわたって大小の岩石が並んでおり、近くまで寄って 岩脈の表面の様子や内部の割れ目(柱状節理)を観察することもできます。
高森町のジオ景観となっており、NHK大河ファンタジー『精霊の守り人』のロケ地としても使用されました。
また、山の中腹には、高森平和塔(仏舎利塔)もあります。