たかもりゆうすいとんねるこうえん
高森湧水トンネルは、常時 毎分32トンの豊富な湧水量があり、高森町の貴重な水源地となっています。
始まりは 1973(昭和48)年12月、延岡⇔熊本を結ぶ九州中部横断鉄道のトンネル工事に着手しましたが、1975(昭和50)年2月に突然大量の水が噴出。以後も度重なる出水事故が発生し、2055m掘った時点で工事は中断し、1980(昭和55)年に高森トンネル工事も中止となりました。
現在は、全長約2kmのトンネルのうち、約1kmを公園化。『高森湧水トンネル公園』として、水の大切さや地球環境の問題、高森トンネルの歴史について学べる水の資料館「湧水館」と共に、高森町の観光スポットの一つとなっています。
トンネル内の温度は年間を通して17度となっており、夏は涼しく冬は暖かいのが特徴です。
水路に沿って整備された歩道を奥に進むと、突き当りには水源、その手前には、水玉が不思議な動きをする仕掛け噴水「ウォーターパール」(水に特殊な音波を与え球体にし、ストロボの光の発行間隔の調整で流れ出る水玉が下に落ちたり上にあがったり停止したりと不思議な動きをする装置)を見ることができます。
また、毎年7月は「七夕まつり」、12月は「クリスマスファンタジー」が開催され、トンネル内が華やかに彩られます。