たかおのあみだどうとおおいちょう
『高尾野阿弥陀堂』と大イチョウは、高森町の草部北部地区、高尾野集落にあります。
お堂は、清栄山の麓にあった阿弥陀堂の分かれとして、鎌倉初期に創建されたものであり、その隣に立つ樹齢700年を超えるイチョウは、樹高30m、目通り幹囲8.5mで、鎌倉時代、元弘の役を記念して里人が植えたとされています。
小山の上にあるお堂(とイチョウ)に行くための階段は整備されていますが、幅が狭く急勾配で滑りやすいため、上り下りの際にはご注意ください。
黄色く色付くイチョウは近くで見るのも迫力がありますが、階段下から見上げる姿もおすすめです。散り始めた葉で辺り一面が黄色の絨毯になる頃も美しいですよ。
また、2013年から毎年11月には、イチョウを愛でながら田楽やかっぽ酒を楽しむ集落だけの小さなお祭り「紅葉まつり」が行われています。
イチョウの手前にはモミジも植えられており、タイミングが良ければ、一度に両方の紅葉を楽しむことができます。