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井上ミサヲさんの碑

いのうえみさをさんのひ

草部地区

井上ミサヲさんは 明治16年(1883年)、高森町の草部地区・高尾野集落の農家・井上貞記氏の二女として生まれ、大正10年(1921年)、35歳の時に新種の大豆を発見しました。

大正末期は 水田の刈り敷き大豆の普及期で、収量が多く枝葉が茂り根が張る品種が喜ばれており、阿蘇寒冷地試験場の比較実験でもミサヲさんの発見した大豆は大変優れた品種であると証明されたことから、昭和29年(1954年)、熊本県が正式に「みさを大豆」と命名しました。

“草部の弘法大師様”と呼ばれたミサヲさんは、1963年、80歳で亡くなりました。生誕地である高尾野集落には、みさを大豆の畑と共に、ミサヲさんの功績を伝える石碑を立て、地域の宝として大切に残されています。

所在地
熊本県阿蘇郡高森町矢津田

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